$('title').text('".$title." - 第8回 京都映画祭')" ?>

京都1970 若き監督たちの戦い―中島貞夫を中心に

会場:祇園会館

料金:前売800円/当日1,000円(1日券・入替なし)
フリーパスがご利用できます。

1965年から76年、邦画が冬の時代を迎えた頃、混沌とした京都で作られた映画は、現在の日本映画の根本を形作るものとなりました。第8回京都映画祭は、「京都1970 若き監督たちの戦い―中島貞夫を中心に」と銘打ち、当時、映画産業の斜陽化の中で、東映京都撮影所の一角を担いながら、活気に満ちた作品を連発していた中島貞夫監督を中心にすえた特集上映を行います。 日本映画の激変期であった1970年前後を顧みることで、これからの日本映画を担っていく若い作り手たちが、何らかの手がかりを得るような機会になれば、ということがねらいです。さらに、京都において若い作り手の映画製作支援体制を作りたいという中島監督の提案をうけ、「京都2012 新進気鋭の監督たち」と題した特集上映を行い、若い作り手と業界関係者を招き、意見交換を行うシンポジウムを開催いたします。 第8回京都映画祭は、若き作り手のための映画祭として展開してまいります。

スケジュール

10月3日(水)

『大奥㊙物語』 ニュープリント R-18+
『ジーンズブルース 明日なき無頼派』
『唐獅子警察』 ニュープリント
『鉄砲玉の美学』
トーク 中島貞夫・山根貞男
 トークゲスト:中島貞夫(映画監督) 司会:山根貞男(映画評論家)
『暴動島根刑務所』 ニュープリント

10月4日(木)

『色ごと師春団治』
『温泉こんにゃく芸者』 ニュープリント
『シルクハットの大親分』
トーク 鈴木則文・山根貞男
 トークゲスト:鈴木則文(映画監督) 司会:山根貞男
『大阪ど根性物語 どえらい奴』

10月5日(金)

『唐獅子警察』 ニュープリント
『女番長 感化院脱走』
『狂った野獣』 ニュープリント
『ジーンズブルース 明日なき無頼派』
トーク 梶芽衣子・上倉庸敬 ※スペシャルライブあり
 トークゲスト:梶芽衣子 司会:上倉庸敬(大阪大学教授)
『仁義なき戦い 広島死闘篇』 ニュープリント

10月6日(土)

『温泉こんにゃく芸者』 ニュープリント
『暴動島根刑務所』 ニュープリント
『あゝ同期の桜』 ユニバーサル上映
トーク 夏八木勲・中島貞夫・山根貞男
 トークゲスト:夏八木勲 司会:中島貞夫、山根貞男
『日本暗殺秘録』

10月7日(日)

『木枯し紋次郎』
『股旅三人やくざ』 ニュープリント
『大奥㊙物語』 ニュープリント ユニバーサル上映 R-18+
トーク 富司純子・中島貞夫
 トークゲスト:富司純子 司会:中島貞夫
『シルクハットの大親分』

10月8日(月・祝)

『狂った野獣』
シンポジウム「映画都市・京都のエネルギー 中島貞夫の現在性」
登壇者: 司会:川村健一郎
『鉄砲玉の美学』
クロージングセレモニー
『893愚連隊』R-18+

上映作品

『大阪ど根性物語 どえらい奴』
©東映

『大阪ど根性物語 どえらい奴』

1965 東映 モノクロ 監督/鈴木則文(87分)
脚本/中島貞夫、鈴木則文 出演/藤田まこと、藤純子、長門裕之
葬式自動車を発明した男が、愛妻とともに破れかぶれの情熱を商売に注ぐ。
『股旅三人やくざ』
©東映

『股旅三人やくざ』

1965 東映 カラー 監督/沢島忠(120分) ニュープリント
脚本/笠原和夫、中島貞夫、野上龍雄 出演/中村錦之介、仲代達矢、松方弘樹、藤純子
悲劇と人情劇と喜劇の3篇によって、旅鴉の悲哀をつづるオムニバス
『色ごと師春団治』
©東映

『色ごと師春団治』

1965 東映 モノクロ 監督/マキノ雅弘(89分)
脚本/舘直志、中島貞夫 出演/藤山寛美、長門裕之、南田洋子
型破りの落語家の女遍歴に明け暮れた半生を、笑いのうちに描く人情劇
『893愚連隊』
©東映

『893愚連隊』

1966 東映 モノクロ 監督/中島貞夫(88分) R-18+
出演/松方弘樹、天知茂、荒木一郎
ネチョネチョ生きる若者たちを、オール京都ロケで知的に活写
『あゝ同期の桜』
©東映

『あゝ同期の桜』

1967 東映 モノクロ 監督/中島貞夫(107分)
出演/鶴田浩二、高倉健、松方弘樹、佐久間良子
特攻に散華した若い命の実相を、戦後だからこその視点で見つめる青春群像劇
『大奥㊙物語』
©東映

『大奥㊙物語』

1967 東映 カラー 監督/中島貞夫(96分) ニュープリント R-18+
出演/佐久間良子、藤純子、山田五十鈴
絢爛たる「女の王国」に繰り広げられる愛と哀しみを、豪華キャストで描く。
『日本暗殺秘録』
©東映

『日本暗殺秘録』

1969 東映 カラー 監督/中島貞夫(142分)
出演/千葉真一、藤純子、片岡千恵蔵
幕末から明治・大正の激動を、暗殺史でたどり血盟団事件に収斂
『温泉こんにゃく芸者』
©東映

『温泉こんにゃく芸者』

1970 東映 カラー 監督/中島貞夫(86分) ニュープリント
出演/女屋実和子、殿山泰司、荒木一郎、小松方正
親孝行な芸者を取り巻いて、怪優たちが繰り広げるバカ騒ぎ艶笑譚
『シルクハットの大親分』
©東映

『シルクハットの大親分』

1970 東映 カラー 監督/鈴木則文(89分)
出演/若山富三郎、藤純子、清川虹子
緋牡丹お竜の豪快な兄貴分が、悪徳軍人を叩きのめすドタバタ喜劇
『木枯し紋次郎』
©東映

『木枯し紋次郎』

1972 東映 カラー 監督/中島貞夫(91分)
出演/菅原文太、山本麟一、江波杏子
孤独な渡世人の心の飢えを、無残な人情劇で浮き彫りにする股旅もの
『女番長 感化院脱走』
©東映

『女番長 感化院脱走』

1973 東映 カラー 監督/中島貞夫(90分)
出演/杉本美樹、渡瀬恒彦
自由を求めて金網の外へ飛び出した若い男女6人の、スリリングな逃避行と行き着く先
『仁義なき戦い 広島死闘篇』
©東映

『仁義なき戦い 広島死闘篇』

1973 東映 カラー 監督/深作欣二(100分) ニュープリント
出演/菅原文太、北大路欣也、千葉真一、梶芽衣子
愛に飢えた若者が、戦後の混乱期の底辺をのたうちまわって生きて死ぬ。
『鉄砲玉の美学』
©東映

『鉄砲玉の美学』

1973 ATG カラー 監督/中島貞夫(100分)
出演/渡瀬恒彦、杉本美樹
死と引き換えに贅沢な数日を過ごすチンピラの、喜怒哀楽を活写した異色作
『唐獅子警察』
©東映

『唐獅子警察』

1974 東映 カラー 監督/中島貞夫(90分) ニュープリント
出演/小林旭、渡瀬恒彦、安藤昇
腹違いの兄弟が愛憎の果てに、故郷の海辺の村で宿命の対決に突入する
『ジーンズブルース 明日なき無頼派』
©東映

『ジーンズブルース 明日なき無頼派』

1974 東映 カラー 監督/中島貞夫(91分)
出演/梶芽衣子、渡瀬恒彦
卑小な日常からの脱出をめざす若いカップルの、闘いのロードムービー
『暴動島根刑務所』
©東映

『暴動島根刑務所』

1975 東映 カラー 監督/中島貞夫(97分) ニュープリント
出演/松方弘樹、北大路欣也、田中邦衛
自由を渇望する塀の中の面々が爆発させるエネルギーを、ユーモア豊かに描く
『狂った野獣』
©東映

『狂った野獣』

1976 東映 カラー 監督/中島貞夫(78分) ニュープリント
出演/渡瀬恒彦、星野じゅん、川谷拓三、室田日出男
バスジャックでむき出しになった乗客の欲望をのせて狂走するバスVSパトカー群

カラー作品の退色、プリントの傷・コマ飛び、プリントのゆがみ、音声不良の可能性が予想されますが、何卒ご容赦ください。
R-18+作品は、18歳未満の方は入場できません。